Islet of Lamplight

　人の多さに俺が泣いた。

　とても素晴らしい展示でした。ただ、展示を見ているのか、もりもりしている人だかりを見ているのか定かではなかったところが寂しくはありました。
　あと、お手洗い。なんでペーパーホルダーの上にほこりたまってるの……？　ペーパーホルダーですよ？

　本日は常設展が無料だったらしく、特別展のチケットだけで入場することができました。もちろん、びっくりするほど人が多かったですよ。救いだったのは、科学博物館に比べて、来場者の年齢層が高めなこと。入るのに20分待ちという規制はありましたが、ストレスはありませんでした。日傘の貸し出しがあったことにびっくり。

　平城京、および藤原京で屋根の端っこ（鬼瓦の下？）の部分に取りつけていた、蓮模様の瓦がたくさん展示されていたのですが。時代が新しくなるに従って、少しずつ模様が変わっているのが何とも興味深いものでした。
　三蔵法師が持ち帰ったお経の写本なども展示されていたのですが、真っ黒な地に金文字で書いてあって、とても立派でした。表紙部分が藤模様だったのは、藤原京の上の方の人が書いたからとのこと。びっくりしたのが、ばりばり現代人（のはず）の私でも、ちゃんと読める字だったということでした。もちろん、意味など寸分もわかりませんが。
　あと、三蔵法師はヨガを学びに行ったらしいです。座像の三蔵法師は左手に教典を持って、右手でピースサインを作ってました。
　見物は日光月光像でしたが、その他の像などもとても素晴らしいものでした。おしゃれなんですね、仏像って。狛犬のしっぽもとても可愛らしかったですよ。あのしっぽのデザイン、何かに使えないかなぁ……。
　用途不明なツボ（口がさいころの５の目みたいに５つある）とか、蓋のあるなしで難しい名前になるか否かがわかれる器とか、今でも十分使えそうな真っ白なお皿とかも、見ていて面白い。
　ヒトガタもたくさんありましたが、木製なのによくあんなにきれいな形で残ったものだと、ひとしきり感心。

　見終わったあとはアジア関係の常設展がある建物（名前忘れたorz）でいろいろと見て回りましたが、あえなく時間切れに。
　昔の馬が意外とおしゃれだったことに驚きです。馬に馬の形をした轡をつけるとか、皮肉としか思えません。

　平成館（薬師寺展）のラウンジでぼさっとしていたところ、薬師寺のお坊さんがすぐわきを通り過ぎていきました。薬師寺展の見所を語るらしいです。もう見終わったあとなので講堂には入りませんでしたが、たまたま目があったときにえらいにこやかにさわやかに「こんにちはー」とか言ってくれたので、かなり聞きたくなりました。
　荷物落とした人に坊さんダッシュで近づいて、拾ってあげようとするし。
　語りが終わったあと、ラウンジでガイドブックにサインしていたし。
　のんびり歩いて帰る私たちの横を、高速で通り過ぎていくし。
　お坊さんはすごいですね。


　今回の博物館は友人と行ったのですが、その友人からかえるのがまぐち×２を頂きました。ありがとうございます（ﾉ〃▽〃)ﾉ
　大きい方はiPod入れに使わせてもらいます！
　小さい方は……小銭入れかな。
　家族にも見せたんですが、あまりの可愛さに持って行かれそうになりました（妹）。